昨日の夕方、麻の日傘を洗濯しました。友達は、男女の別なく、
「え?傘を洗うの?そんな人、いないよ」
と笑いますが、子供の頃から母上が麻の傘をクリーニングに出していましたので、日傘は洗濯するものと思って育ちました(笑)。
さて、どうやって洗うのか?以前も紹介したかもしれませんが、もう一度おさらいを。
まず、日傘の素材です。絹は洗ってはいけません。麻、綿の傘なら洗えます(と思います)。傘の持つ部分や先端の留め具などは、外せるようでしたら外してください。大抵、ネジ式で外れると思います。
管理人は、いつも洗濯機に洗剤を溶かした溶液を作り、そこに傘をしばしつけおきします。本当は、柄などが金属ですので漂白剤はダメですが、ごく少量なら大丈夫と思い、いつも漂白剤を使っています。
ちなみに、管理人の傘は生成りではなく真っ白の布ですので、漂白剤を使って仕上がりがまだら模様になることはありません。
しばしつけおきした後、柄と折りたたんだ骨の先端を軽く押さえならが、洗濯機のスイッチオン!持っているのが疲れたなぁ。。。。と思った頃にストップ(かなり主観的)。
その後、お風呂場でブラシでシャカシャカやさしく傘表面をなでます。続いて裏側も。もしも、極端に汚れが目立つ箇所があれば、そこは布を裏から押さえてブラッシング。強くこすると布が伸びますので要注意です。
最後はシャワーでよく洗剤を落とします。これが不十分ですと、あとで黄ばみなどの原因になるとおもいます。
すすぎが終わったら、傘を閉じてタオルで水気を吸い取ります。
次は乾燥です。
はじめに、傘を半開きの状態にして浴槽に引っ掛けて半乾き状態にします。
その後、風通しがよいところで日陰干し。この時も完全い開いてはいけません。理由は傘の生地が伸びます。
ほぼ乾いた頃合いを見て、全開にして干します。この時に完全に乾燥させないと、骨が錆びます。
右が新品、左が洗濯した25年ものの傘
こうして手入れをすると、長持ちしますし、綺麗に使えます。ちなみに今回洗ったのは25年前に買った傘。実は昨日、新しくまた日傘を買いました。並べてみると、あまり違いがないです。