今朝、父上の家庭菜園から野菜が届きました。毎年、春になると野菜は花を植えて、夏から秋にかけて収穫を楽しんでいるようです。今年は、梅雨のあたりから天候が悪く、日照不足なのか生育状況が良くないと言っていました。途中で腐ったり、しおれたりと、あまり例年経験しない状況だったようです。
自作の野菜に加え、おそらく母上が買ったであろう大根も!
東京の八百屋さんでは見かけることがない夕顔も入っていました。夕顔は、かんぴょうにするために薄く切って干すのが一般的なのでしょうか?でも、母上はいつもそのままザクザク切って、鯖の燻製や唐辛子と一緒に砂糖醤油味に煮ていました。管理人はそれが大好きです。なかなか手に入らない夏の野菜ですので、夕顔は切って冷凍しました。ゆっくり食べます。
先日、父上が
「もう来年は87歳だし、家庭菜園の肥料や道具も買いに行くのが億劫になってきたから、規模縮小しようかな・・・」
と言っていました。運転免許は来年の7月に更新だそうですが、もうそれもしないそうです。
「人生の最後に大きな事故を起こしたら、自分の一生が台無しになるから、もうやめとく」
と。
今も、すでに自宅から10キロ圏内より遠くには車で行きたくないようです。なんでも、アクセルやブレーキを踏んだ時の足の感覚が、若い頃とは違う気がするのだとか。
でも、父上は偉いと思います。認知症の症状は微塵もなく、そして自分の身体機能の変化を冷静に自覚して行動しようとするのですから。
母上は、コロナのせいでご近所の老人クラブの活動もなくなり、かなりご不満な様子。卓球クラブもできなくなったし、食事をみんなで作って食べる会もない。遠足もない・・・。ないないづくしで不満満載。比して父上は、人と集まって何かをするのはあまり好きではなく、こうして家庭菜園、散歩、山菜採りに明け暮れる毎日。
二人の老いと日々向き合う生き方を見ていると、自分は同じ歳まで生きていたらどんな風になっているのか?二人のようでいられるのか?自信がありません。