アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その65 ワープロやメールのせい? の巻

 管理人が大学に入った当初と今を比較すると、今はほとんど手書きで文書を作ることがなくなりました。ほぼ100%がワープロ仕上げです。たまに、手書きで何かの書式に記入しなければならない時、書き慣れないので、誤字が目立ったり、漢字をど忘れしたりと、目も当てられません。

 「書く」ことは確実に苦手になっていますが、「読む」ことはまだ何とか人並みにこなしています(笑)。

 昨日、ちょっと仰天する場面に遭遇しました。

「先生、便箋って何ですか?」
と大学生に聞かれました。
「え?便箋?」
と驚いた様子の管理人を見て、そばにいたその学生の友達が、
「あれだろ、手紙」
と助け船を出していました。
「え?便箋と手紙は同じもの?」
と管理人が言うと、今度は別の友達が、
「便箋っていうのは、手紙を入れるヤツだよ」
と言っています。
「え?便箋と封筒は同じもの?」
と管理人がいうと、最初の友達が、
「あ!あれだよ、よく本とかに色がついた細い紙、はるじゃん。あれだよ」
と言っています。
「それは付箋でしょう。便箋というのは、手紙を書くための紙でしょう。」
と管理人が言うと、
「え?手紙と便箋は同じじゃん」
と、納得していない反応。
「誰かに何かを伝えるために、便箋に書いたものを手紙というんじゃないの?」
と、だんだん管理人も力が抜けてしましました。

 便箋という漢字を読めないことも意外でしたが、便箋そのものが何か?を知らないことは、管理人にとっては大ショックでした。

 数年前、高校生に郵便局から手紙を出させました。
「住所ってどこに書くの?」
「切手ってどこにはるの?」
「住所だけでいいの?」
と、彼らがいう一言一言がショックでした。

 封筒の使い方を知らない?

 何でもメールで用を済ませる時代。それが社会人でなくても、子どもたちでも事情は同じようです。

 大丈夫なのかな?日本の将来。。。

 便利さで失うものは、かなり大きいようです。