アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その444 あきれたお寺 の巻

 今朝の盛岡は気温が低いようでしたが、太陽が出て明るい朝でした。昼前まで空き時間ができたので、新幹線を使って墓参に出かけました。
 降り立った駅周辺の気温は氷点下3度でした。

 タクシーの運転手さんが、
「寒いですよ。風が冷たくて。。。」
と、しきりに寒い寒いを連発していましたが、管理人にとっては凛とした爽快な寒さでした。

 さて、墓参のこと。

 夕べ、仕事の打ち合わせなどなどで食事をしていた時、同席された方とお彼岸の話をしました。仏教の環境にいない管理人にとっては、お彼岸がなんなのか、いつなのか?などわからないのですが、お墓参りをするということは知っています(笑い)。
 そうだ。。。せっかくだからと思って、お彼岸のお墓参りなるものをしようと思ったのです。でも、管理人はかなりぼけていました。

 お寺の境内にあるお墓。雪に埋もれて、どこが誰のお墓なのかを探すのが大変。しかも、雪があるのでお墓とお墓の間の通路も道ができていなくて、ズボズボ雪にはまってしまう。

 あれ〜〜〜、どのお墓だったっけな????と、かすかな記憶をたよりに探したのですが見つけられませんでした。1時間後の新幹線でまた盛岡へ戻らなければならないので、焦る一方。
 偶然、墓参に来ていたおよその家族のご主人らしき方が、
「どちらさんのお墓探してるの?」
と声をかけてくださったのですが、その方もわからないとのこと。
 
 お寺の方に聞いたらわかるだろうと思い、お寺の中に入って行きました。
 
「マルマルさんのお墓、どのへんですか?忘れてしまって。。。」
というと、
「あぁ〜〜〜、あの方のは確かその辺。うん、私、墓地を売ったことは覚えているけど、正確な場所までは覚えていないなぁ。家の人に聞いたら?」

 唖然としました。

 お寺の境内の墓地がどう配置されているのか、管理していないのか?そんなことってあるの?噂にはきいていましたが、ひどいお寺でした。

 せっかくだからと思って、お墓に飾る花を一抱え買って新幹線に乗ったのですが、とうとう見つけられなくて、またお寺の中に入って行き、
「すみませんけ。ワタクシ、お花を持って参りましたんですけど、結局場所がわかりませんでしたので、よろしかったらお使いください。」
といって差し出すと、その人はうれしそうに、かつさも当たり前のような態度で
「あ、そう。じゃ、お釈迦さんに飾る」
といって受け取りました。

 そして、その人は、
「お墓は仕方ないとして、位牌を拝んだら?」
と言い出す始末。
 なんだかへんな気持ち。。。位牌を拝む?わけわかんない。それに、どれが誰の位牌かなんてわかるわけない!場所を聞くと、
「あ、それはあの辺」
と大雑把な案内。

 結局、これかな?と思う位牌を手前に傾けて裏の名前を確認。

 さんざんな墓参でした。

 お寺のみんながみんな、こんな風ではないとしても、しかし!あり得ない!!!こういうお寺には「特別課税」をすべきだ!

 それにしても、お彼岸でお墓に来る人は少ない地域なのか?あの雪では無理?新しい発見でした。