棚田が綺麗なトゥガラランという地域へ行く途中、ルアックコーヒーの生産工程見学と試飲ができるという場所がありました。立ち寄るつもりもないし、興味もないスポットでしたが、運転手が寄ったらどうかというので不承不承立ち寄ることに。
入り口には「試飲無料」という看板がありましたが、パッと見た感じ、そこで本当にルアックコーヒーを生産しているのか?と思うような場所で、なんだか怪しい気配。
ルアックコーヒーとは、ジャコウネコがコーヒーの実を食べ、消化しない豆が糞と一緒に出てくる、そのコーヒーです。それを飲もうと思う人もどうなんだろう?と思いますが。。。
6人で行ったのですが、どの人も飲む気もなければ買う気もない。門を通るなり、案内役の男性が飛び出してきて、勝手に案内を始めたい様子。頼んでもいないのに。当然、6人はバラバラに展示物を見ていました。すると、
「見るのどうするの?あんたたち、6人バラバラでコントロールしずらいじゃないか!」
と文句を言いだしました。
文句を言われる筋合いではない!と、余計に不満を感じる日本人たち。
すると、試飲のはずのコーヒースタンドに促され、前にいる客とスタンドのスタッフの様子を見ていると、どうも無料ではなく有料のような会話。
詐欺?
先のガイドに
「飲むか?」
と聞かれ、我々6人は、
「飲まない」
と答えると、
" Aduh! Bagaimana ini.... Cepat pulang! Lewat sana!"(なんなんだよ・・・・。早く帰れ!そっち通って!)
と言われました。
ふざけた店です。
しかも、ルアックコーヒーの生産云々というけれど、ジャコウネコが3、4匹、檻の中に閉じ込められ、たんなる見世物になっているだけでした。
かろうじて、糞がザルに並べられて乾かしている風を装った、変な観光地でした。入場料はもちろんとりませんが、ほんと、なんなのこれ?でした。
知人の話では、そこではなくもう一箇所、トゥガラランに行く途中に、一人10万ルピアくらいの入場料を取って、ルアックコーヒーの展示や「本当に無料試飲」をさせる場所があるそうです。
それにしても、あのガイド、おそらく客が商品を買うごとに店からマージンを取る仕組みだと思いますが、あまりのひどさに、我が6人グループの日本人たち(みんなインドネシア語ができる)は呆れてしまいました。
あまりに不愉快だったので、仲間が
「誰が案内してと頼んだ?」
と捨て台詞を残して退散。
なんかすごすぎ・・・。
だから、最初に管理人は、「寄らなくていい」と言ったのに・・・・(怒)
ところで、このコーヒーは高値で取引されるコーヒーです。貧乏な管理人には手が出ない金額ですが、噂で聞いたのですが、同じように牛にコーヒーの実を食べさせて糞から豆を拾って作るkopi sapiというものもあるとか・・・。そんなの、美味しいのか?飲もうとも思わないです。