土曜日の夜、インドネシアのスマトラ島パダン地方の料理、ルンダンを作りました。ルンダンは世界一美味しいと言われているそうです。そうなの?笑
どんな料理かといえば、牛肉を香辛料とココナツミルクで煮込んだ牛肉の角煮のようなものです。味付けは、パダン料理ですので辛いのですが、自分で作る場合、辛さは加減できますね。
今回は生の香辛料などを買いに行く時間がなかったので、ルンダンのルーを使いました。インドネシアの調味料など大手食品メーカーのINODFOODのルンダンの素です。他のメーカーからも出ていますので、好みは分かれるかと思います。日本で一番入手しやすいメーカーは、INDOFOODではないかと思います。
さて、今回はバワン・メラ(赤い小玉ねぎ)もなかったので、玉ねぎを使いました。玉ねぎを使うと、全体に甘めの仕上がりになります。玉ねぎのみじん切りとニンニクのみじん切りを炒め、ルンダンの素を加え炒め、牛肉と水を加え、しばらく煮ます。水が無くなりかけた頃、ココナツミルクを加え、1時間半ほど煮込みます。香辛料などと一緒に最初にココナツミルクを入れ、そこに牛肉を加える作り方もありますね。
これは、まだココナツミルクを入れる前の煮込み段階です。
ここで注意点。ココナツミルクで煮込む料理は、手間がかかります。鍋に付いていてよくかき混ぜていないと、ココナツミルクが分離します。分離したものを食べるとお腹を壊すらしいです。ということで、管理人は、毎回ココナツミルクの料理は、かかりっきりでやっています。
ココナツミルクを入れて、しばらく煮込んでいるうちに、
水気が飛んでココナツミルクの油分が浮き始めます。さらに焦がさないように煮詰めていくと、
茶色っぽくなってきます。気をつけないと、油煮のような状態ですので、焦げます。火加減注意です。そしてかき混ぜるのも忘れずに。
出来上がり!
今回は、管理人以外の人が辛いのが苦手かもしれないと思い、唐辛子は追加せず、じゃがいもとゆで卵で、もしもに備えて味の逃げ道を。
みなさん、美味しい、美味しいと食べていました。自分で言うのも変ですが、確かに都内のレストランのルンダンより本場の味でした(笑)。
美味しいものは時間と手間がかかりますよね・・・。でも、今回のルンダンは、大満足の仕上がりでした。