アジアな空間

日常の出来事や、アジアに関することを書き綴ります。

アジアな空間 その22 日本に居ながらにして外国のテレビ放送を観る の巻

 インターネットでライブ放送を提供するテレビ局がありますが、なんといっても自宅のテレビをつけたら、そこには外国のテレビ番組が24時間放送されている、そんな環境はパソコンで番組を観るのとは比較にならないほど手軽で便利、魅力です。

 数年前、日本にもインドネシアのテレビ番組を放送するサービスがはじまり、管理人も視聴者の一人になりました。1チャンネルしかなく月額3300円ですので、他の衛星放送やCATVなどの番組やチャンネル数を考えるとかなり割高ですが、それでもテレビでインドネシアのテレビがみれることが嬉しかったのです。

 ところが、来月末をもって、このサービスをやめると通知がありました。

 このサービスを提供している会社は、フィリピンとタイのテレビ放送もやっていますが、そちらはそのまま継続だそうです。

 なぜインドネシア語放送を中止するのか聞いてみました。視聴者数がのびないからだそうです。契約者数がのびないのには、いくつかの原因があると思います。一つめは、在日インドネシア人の数がフィリピン人やタイ人よりかなり少ないこと、二つめは、視聴料が高いこと、三つ目は番組構成が視聴者の興味関心をひくところに設定されていないこと。

 インドネシア語放送ですから、インドネシア語を理解する人が観ないと意味が無い放送ですから、そういう点では、在日インドネシア人の絶対数が少な過ぎ。

 視聴料が3300円だと、一日のうちわずか数時間しかテレビを観れない人にとっては、かなり割高に感じられること。

 いくらインドネシアから離れて日本で暮らしているから、インドネシアが懐かしい、インドネシアの雰囲気を感じたいといっても、一話だけみたら前後すべてのストーリが読めてしまうような稚拙なシナリオのドラマの垂れ流し状態に近い番組構成では、1、2ヶ月も視聴したら飽きてしまうこと。

 日本では視聴率競争が激しいですが、1局独占状態で放送したとしても、やはり番組をどう組めば視聴者がついてくるのか、という研究はすべきだったと思います。

 と、言っても、サービスは中止されるので、管理人はインターネットでテレビを観るしかなくなってしまいました。さびしいです。